歩くことは難しいのか?
- Shyuichi Nakamura
- Oct 24, 2021
- 2 min read
歩くということは、とても難しいと昨日書きましたが、五体満足な人なら普通に歩いています。
しかも、歩いていることすら考えたことがないように歩いています。完全な無意識ですが、意識的に歩くこともできます。
これが面白いところです。
それだけでなく石ころに躓いても簡単には転倒しません。
それは誰がやっているのでしょうか?
自分ですか?
本当ですか?
少なくとも意識的な自分じゃないはずです。
今、石ころに躓いたので、右足を出して転倒を防いだと明確に意識していますか?
それを意識できる人はいません。ワザと石ころに躓いたのならそれもできるかもわかりませんが、突然躓いたら完全に無意識にしか転倒を防げない。
誰がこれをやっているのか?
という疑問を持って欲しいと思います。
無意識が弱ってきた高齢者は、そのまま転倒してしまったりします。つまり、転倒しやすくなるというのは、無意識が弱ってきたということだと思います。それでは無意識を鍛える事で回避出来るかもしれません。
無意識を鍛えると言っても、無意識は意識下にないので鍛えようがありません。しかし、無意識は単独ではなく意識と協調しあっているはずです。意識的に歩行ができることからもそれはわかります。
しかし、その方法を明確にしている人は少ないのではないかと思います。
ゆっくり、小さく、正確に動くというのは無意識に影響する唯一の方法なんじゃないかと私は思っています。
武道における「早く動きたければ、ゆっくり動け、もっと早く動きたければ止まれ」と言う意味を強く感じさせる動きだと考えています。
ゆっくり、小さく、正確に・・・。
簡単そうでできません。
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