昨日は東京セミナーでした
昨日は東京セミナーに行ってきました。
脈診は何故難しいのか?
というのは鍼灸を学ぶ時の一つのテーマです。
しかし、何故難しいのかを現象を通して証明しながら解説する人はいないと思います。
必ず現象を通して説明できなければなりません。
どんなケースにも対応できる必要があります。
どうなっているから難しいのか?
そこが一番重要なところです。
なぜ、難しいのかがわかれば、どうすれば難しくなくなるのかがわかります。
経絡も目には見えないものです。
目に見えるものを教えるのでさえ工夫がいるのに、目に見えないものを教えるというのは、簡単なことではありません。
経絡ですら目に見えないのに、それの代表点である脈診はもっと難しいに決まっています。
しかし、触診と同じレベルにする方法があります。
それを解説してきました。
目に見えないもの、言葉にできないもの、それをわかる為の訓練の方法
これさえつかめれば、次のステップに進むことができます。
もちろん、やり続けなければできるようにはなりません。
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何度となく中村先生の勉強会に参加させていただいて、お伝えいただいている内容の根幹部分は同じ筈なのですが
都度自分が注目する箇所、共感・納得する箇所が異なり、毎回新鮮な時間を過ごすことができています。
今回の勉強会の内容は専門知識の方にフォーカスが行ってしまうと受講される方によってはとても難しい内容にも 受け止められやすいものでしたが、かなり具体的に解説いただき、自分が今できていないことの詳細が明らかになりました。
昨年から自分の感覚を否定せずに、素直に受け取り、患者さんに確認する、学術的なことはヒントに留めて 目の前のことに素直になる練習をしてきましたが、疲労や焦りで、それすらもままならない日々を送っていました。
手慣れた、ある程度の結果が出せる方法に戻ってしまうのです。
3月の大阪セミナー受講後に次の勉強会までにはそれなりの数をこなして!
などと意気込んでいたのも束の間 あっという間に月日は過ぎ、今日の勉強会では息を殺して参加したいほど、十分にやれなかった思いでいっぱいでした。
そんな中での参加でしたが、現時点で何が足りないのか、の全容が本日明らかになりました。
一気に足りないところを全て網羅できるとは思いませんが、今はここ、それが分かったら次はこれといったように 私なりのペースで情報量を増やしていけたらと思っています。
まずは忘れないうちに感想を書いて、後日動画を見直して、不足している項目を洗い直さねばと急いで感想文をしたためた次第です。
中村先生、本日はありがとうございました。また次回もどうぞ宜しくお願いいたします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
うまくできても、目に見える形にできないのが鍼灸の技術です。
結果でしか判定できません。
しかし、唯一、うまくいっているかどうかを判定できるのが術者のスピードとリズムです。
術者が診断している時のスピードとリズムを見ていると、できているかどうかがわかります。
わかったようなフリをしている人程、このリズムがありません。
それを掴む為に何をすべきかがわかってもらえたと思います。
それに気づく人もいえれば、気づかない人もいます。
臨床で苦しんだ人は、それに気付けます。
とても素直な感想を書いてくれたなぁ~と思っています。
これから大きく化けるな~って言う予感があります。
ガンジガラメになって、どうしたらええんや~って言う混沌とした世界に陥った人にしかこれはわかりません。
だから、学ぶことは混乱から始まります。
わからない からはじめなければ大切なことは何一つわかりません。
わかりやすいというのは、ある意味人を駄目にしてしまいます。
混乱しながらも仕事を続けて、収入を得なければなりません。
焦りと漠然とした不安があるのが痛い程よくわかります。
そういう状況にいる人にしか、この悩みは絶対にわかりません。
混乱なくして技術はあがりません。
最初からなんとなくできる人って、こんなものか~とタカをくくってしまいますので、後からの伸びがありません。
しかし、混乱して、どうすれば良いのかがわからない。
って悩みきった人の方が深い理解を得ます。
悩んで悩んで、どうすれば良いのかわからない。
それでも日々の生活があり、それに追いまくられている。
そんな人の魂に訴えかけることができればと思っています。
それを必要としない人は、どんどん去っていきます。
それで良いのです。
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