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指先の動き


昨日の続きです


指先の動きで関節の遊びが少なくなった場合は、体幹方向へうまく意識が通らないという状況になります。

中指を伸展させながら外旋させるとあきらかに示指や薬指、小指と違う動きをしています。


そして有頭骨のあたりに圧痛が出ることでわかりますが、この動きは有頭骨から月状骨を通って、橈骨の外側に伝わっています。関節の動きをよくよく観察すると経絡の走行とよく似た部分に不具合がでているのがわかります。


当然ですが、この異常な動きは体幹部にまで大きな影響を与えています。

あきらかに経絡らしき存在です。


鍼灸理論は経絡があるという前提で話をすすめますが、それが本当にあるのかないのかは、誰も証明できません。

しかし、このような流れを観察できるとあってもおかしくないと実感するはずです。

そして、誰しも観察できるものです。

決して特殊能力ではありません。


一つ一つ必ず確認して存在を確かめる。

そんなことをやってこなかったから経絡や穴はあるともないとも言えないものになってしまったのだと思います。

経絡のような流れは確実にあります。


そしてそれは動きにも必ずあらわれてきます。

しかし、その動きは、実際の関節の動きだけでは説明のつかない「遊び」として存在しているのではないかという仮説がなりたちます。

遊びなので、関節の動きとは違いますが、この遊びを意識すると関節の動きが大きく変化します。

そして不具合が少なくなってきます。

逆に言えば、この遊びが意識できないと不具合を起こしてしまうということです。


これを理解することが経絡や穴の流れを理解する第一歩なのだと思います。


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