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打撲と少陽病

一週間ぐらい前に尾骨あたりを打撲して、しゃがむ時も痛みがあるということでした。

一週間前なので随分痛みは楽になったみたいですが、未だに足を動かしても痛かったので歩くのも痛そうです。


お尻の辺りを触診してみると右側の仙骨に強い反応がありました。ということは痛みは右に響いているということだと思います。尋ねてみるとやはり中心を打撲したのですが右側に痛みがあるようです。

体幹のあたりも左に寄っているような感じで、右足をかばうような格好になっていました。

触診をすることで痛みの箇所というのもある程度特定することができます。もちろん複雑になっている場合は真逆に出ることもあるので、注意はしていますがほとんどの場合は、この診断は当たるようです。


あとはわずかな関節の動きを見ることによって、どのように打撲していたのか、そしてそれをどのようにかばっていたのかということも推測することができます。


一定の動きをし続けると、打撲は治ったとしても、痛みが残る場合がありますので、異常な腫れを均等にしてあげる必要があります。

打撲をしたということを頭の中で意識してしまうと本当の問題が見えないので、全体を通して観察してみることにしました。するとやはり少陽病の反応があるのです。


そしてそれは筋肉に出ています。 しかも対側の胸に強くでていました。


胸骨筋、大胸筋内側、胸鎖乳突筋下部、内腹斜筋、外腹斜筋、三角筋前部にでています。主に左側なので痛みのある足とは反対側になります。