地道な調整
長期間、腰の痛みを訴えていたりすると、もう治らないのではないかと思い込んでしまったりすることがあると思います。
更に足のシビレや突っ張りが起こってきたりすると、精神的にも落ち込んでしまい、このまま治らないのではないかと思ってしまう人も多いのではないかと思います。
椅子に座っていることもできずに、痙攣を起こして何度か立ってしまうというような場合もあります。そういう方を見ているだけでも辛くなります。
このような場合、何を狙っていけば良いのかという冷静な意識と、早く良くなって欲しいという思いが交錯し、冷静さを保つのが難しくなります。
つまり、こちらのリズムが崩れやすくなります。そういう時こそ冷静さが必要になります。
なかなか痛みが取れなかったりするのを見ているのは非常に辛いものがあります。
家族なら毎日なので痛みで苦しんでいる姿を見ているのが辛いという感じになったりします。
そんな時に焦って色々やろうとしてしまうと失敗します。これは間違いなく失敗します。完全にリズムが崩れ、グルーブ感がなくなってしまうのです。
しかし、ひたすら基本的なことをやり続けていくという姿勢が大事です。
やはり狙いどころを明確にし、それを徹底してやり続けるという姿勢がとても大事なのだと思います。
治療を始めるよりも、治療を終わることの方が難しいというのは、そういう場面に直面するとよく思います。
異常な反応が取れているのに、痛みを訴えているとさらに追いかけてしまいたくなります。
そんなジレンマを抱えながら調整を行っています。
地道に調整していくと、少しずつ結果を残せるようになります。
リズムを崩さない。
焦らない。
狙いをつける。
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