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パーキンソン病2

昨日の続きです。


胸部、側頭部、側胸部に手をあてると足の動きが良くなったということを考えても、これらの部位が、この症状に対して何らかの影響を与えているということがよくわかります。もちろん、パーキンソン病の原因だと言っている訳ではなく、今の症状を緩解させる理由だということです。


運動の指令は、大脳皮質運動野から淡蒼球の内側に伝えられ、運動を制御していると言われています。このあたりでリズムよく動くように制御されているとされています。

何度も書きますが、本に書いてあることを鵜呑みにすることはありません。どんなに偉い人やエビデンスが言っていることであっても、本当かどうかが確認できないのに本当だとは思えません。常に自分の目で確認しないと気がすまないのですが、今回の例は脳神経系とリズム運動の関係が明確になった例だと思います。

また、脳に刺激を与えるのに強い電気信号を送る必要があるとは思いません。弱い信号(手をかざす)であっても脳に刺激を送ることで、変化は起こります。変化を起こすような刺激を加え続ければ良い方向に自然になっていく可能性があるということです。



病名をつけられると、どうしても、そういう病気だから大変だとか治らないと認識してしまいますが、実際は、見え隠れする異常の積み重ねが症状になったということだと思います。その一つを見つけることができないと前には進めません。

何らかの要因が重なって問題を起こしている訳ですから、あきらめないで、その誘因を探して一つでも前に進もうとすると身体の中に眠る何かが動き症状の改善につながるのだと思います。


「今」の治療が大事です。未来も過去もありません。強いて言えば、良くなればいいなという未来の予測だけです。


一般の人でも大脳皮質運動野から淡蒼球への異常信号があると足を動かした時に一番感じられるのがリズムのなさです。綺麗な円運動ができないのでガクガクする感じでしか動かせなくなると言うことです。パーキンソン病に特化したものではなく、広く応用できるということです。運動選手にも応用できます。

高齢者の転倒防止にも応用できます。もちろん、反応があればの話しです。だから明確な診断が必要であり筋力検査は不可欠です。


つづく





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