エネルギーって何? 6
エネルギーの存在は見ることはできませんが、そのありようは観察することができます。
もし、「気」がエネルギーだとするのであれば、補うとか奪うという考え方自体がおかしいと言うことに気づかなければなりません。
エネルギーは移動するか、化学的変化をするかしかないからです。
置鍼や雀啄がエネルギーを移動させる手段だとすると、そもそも他から補ったり奪ったりするものではないということです。
「気」がエネルギーではないというなら、与えるとか奪うという話は納得できますが、その与えたり奪ったりしたものは何なのか?
という疑問に答えられなければなりません。目に見えないと言うことなので、質量のある物質ではないはずです。
そこを曖昧にしないことが大事です。
プラスがあるならマイナスがあるはずなので、中和するというのならわかります。これは運動エネルギーであり、どこかから借りてくるものではありません。
あくまでも雀啄や置鍼は、化学変化を起こすような刺激でなく運動エネルギーを起こすための手技だと言えます。
臨界点に近づける刺激にはなるのかもわかりませんが、その為には着火させないと化学変化は起こりません。
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