イメージは何かを変化させる
イメージだけでは物質の見た目を変えることはできません。
ただ、機能を変えることはできるのではないかと思っています。
あくまでも仮説であって、科学的な検証はこれからだと思いますが、まずは事実を積み上げていかないと新しいものは生まれないと思います。
手の小指と左顎から首のあたりを意識して引っ張ると、小指の支持力が落ちて関節が抜けるような感じになります。
しかし、右顎から小指を引っ張っても抜ける感じはありません。
手首から引っ張っても小指の支持力は落ちません。
変化しているのは右顎なのか左顎なのか、手首なのかという意識だけですが、それに呼応するように身体は反射しています。
この現象が何を意味しているのかを考える必要があります。
臨床家にとっては、身体を変えることが最大の目的です。
既存のものだけでは説明できない何かがあります。
意識が身体の機能を変えるとしたら、何が作用しているのか?
単なる思い込みなのか?
それとも何かの作用があるのか?
思い込みであるなら、思い込みも再現性がなければなりません。
つまり誰が思いこんでも同じ現象が起こるのか?
という逆の発想が必要です。
もし、誰が思いこんでも同じにはならないというのであれば、何か他の力が働いている可能性があるということにもなります。それは心理的な問題なのかもわかりませんが、心理的な作用だとしたら、それも再現性がなくてはなりません。
どういう時にできて、どういう時にできないのかを再現できなくてはなりません。
否定するのは簡単ですが、どう否定したのか?
その逆のことは起こっていないのか?
ということも徹底的に検証する必要があります。
その現象の説明が一つできるとしたら、物質の構成要素として介在している素粒子の存在ではないかと私は思っています。
もちろん、それも仮説です。
素粒子は、粒の要素と波の要素という二重性があります。
通常の物質世界では、波と粒が同時に存在するということは常識的ではありません。
ここで言う常識的というのは、目に見える物質としてなら粒の要素と波の要素には違いがあるように見えるということです。
ミクロでは世界観が違うからという説明をする人がいますが、素粒子で物質が成り立っているということが事実なのに、ミクロの世界では現実世界とは違うという説明は絶対に納得がいきません。
辻褄が合わなさすぎる。
素粒子間には、強い力、弱い力、電磁相互作用、重力という4つの力が働いていますが、それが力だというのなら、その力はどこから来ているのかが解明されていなくてはなりません。
力というからには、どこかから何か(エネルギーのようなもの)が働いているはずです。しかし、素粒子間で働いている力だとしか言えないのが現状です。
素粒子の作用については、未だ解明はされていないことも多くありますが、現象としては事実なので半導体などにも応用されています。そのおかげでスマホや通信機器などのハイテクなものが使えるようになった訳です。
事実だけど、説明のつかないもの、科学的に証明されていないものというのは沢山あります。
それが現実ですから、それを認めようとするのも科学です。
しかし、医療の中で、そういう研究があまりすすまないのは、排他的な要素があるからだろうと思います。
もっともっと意識の研究が積極的に行われても良いように思いますし、そういう未知のものを一番多く含んでいて人間社会に大きく関係ある分野だと思います。
きっと、この問題は、人工知能がもっともっと発展してくれば自然にそうなってくることが予想できます。
そのうちに大きな変化が起こってくることはchatGPTを使ってみて強く感じます。
どんな力が働いて起こっている作用なのかは、今後の課題ですが、思い込みとか心理的な問題だと言うような決めつけをせずに、何かの力が働いている可能性があるという観点にも立って意識という問題を考えていく必要があるのではないかと思います。それが科学的な立場だろうと思います。
また、人が何かを感じるというのは、なかなか科学では説明ができにくいものです。
説明できないから放置するのではなく、現象から学ぶという立場をとっていけば新しい事実がわかってくるのではないかと思います。
感覚そのものが何故起こるのかを説明しろと言われても説明できないのと同じように、人間の感覚というのはまだまだ未解明なことが沢山あります。
逆に言えば、それが人間の今後の可能性を高める原動力にもなるのではないかと思います。
人工知能は、必ずそれを促進させてくれるはずです。
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