鼻茸
鼻茸で治療をしているというと鼻だけの問題と考えがちですが、本当にそうかな~ って思います。
鼻の異常反応は確かにありますが、その鼻への影響は肝臓からの影響もあります。
もちろん直接的な影響ではなく、「気」の作用としての肝臓の働きの異常によって、鼻に影響すると考えられます。
東洋医学で言う疏泄作用の影響から肝ともつながっていると言えます。
直接鼻と肝はつながっていませんが、間接的につながっています。
しかし、これは、一般的な問診では抽出することが困難です。
もちろん、その人の生活環境を考えると、問診でも引き出せると思うような症例ではありますが、直接引き出すのは困難です。
それをどうやって引き出したかと言えば、右の胸椎下部の右回旋異常があったので、これは大きな問題だと思えたからです。
それは、右肩の緊張と関係あり、肩のこりも右側に強くでていたので、この疏泄作用を調整すると一気に肩も楽になりました。
しかし、この鼻茸の問題は、それに止まらず、お腹からも来ていました。しかも筋肉系のホルモンからの影響がありました。これは左側でした。
胃の調子と関係のあるものだと思いますが、胃ではなく、筋肉の影響が強いという状態でした。
筋肉の調整を行うと、更に良い状態になりました。
実は、お腹の症状もあったので、あきらかに身体全体の疲れがあって、胃腸障害を起こし、左側の筋肉の異常から右の疏泄作用に影響し、鼻茸から嗅覚の異常を起こしているという状態でした。
身体の疲れや、基本的な風邪などの反応が、様々な症状に影響するのだろうと思います。
分類から抽出する方法は、多角的に見ていないと絶対にわかりません。
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