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順番

常識で考えられるような症例は、知識や経験で対処できますが、多くの症状は常識では判断しにくい症状というのが殆どだとつくづく思います。


同じ腰痛でも分析してみると全然違うところが反応していたりします。

これをわかる為には分類が必要です。

つまり、腰にこだわらず、腕や首、背中全体や足全体、頭部の影響などもできるだけ瞬時に観察する能力が求められます。


分類ができれば、その中から最大公約数の異常部位を見つけることができます。

東洋医学で言えば本治法という名前がつけられているのですが、「証」を決める為に脉診や腹診、問診を行って、それを決めていきます。


ただ、本治法は、分類さえできれば簡単です。

しかし、局所としての異常は、簡単ではありません。

本治法では、異常脈が1か2脈しかでませんが、局所は、最低でも3脈、普通で5脈でてきたりします。

しかもこれは順番があり、肺経を調整しないと、次の脈がわからないと言うふうに段階になっていることがあるからです。


本治法が適切でなく、症状がある症状と、局所治療が適切でなくでている症状では順番の違いがあります。

何が主役で何がわき役か?

わき役が、主薬のような演技をしていることもあり、それに惑わされてしまうこともあります。


腰痛だから腰を調べるというのは、局所の異常のみを調べるということになると思います。

これでは本末転倒です。




 

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