発電
全く仕事とは無関係なことですが、発電の話です。
ゼーベック効果というのをご存じでしょうか?
電気を流すと、片側が高温、片側が低温になるペルチェ素子というのを使った冷温庫があります。
車載用の冷蔵庫などで利用されてきました。庫内にペルチェ素子が埋め込まれているクーラーボックスです。しかし、一般的なコンプレッサー式のクーラーとは違い、あまり低温になりにくいので実用的ではありませんでした。
構造は簡単で安価ですので、この効率を上げられれば優れた冷却システムになるのになぁ~と以前から思っていました。
実は、温度差のあるところなら発電するという逆の方法も考えられます。ただ、冷温庫と同じように発電効率が悪く実用化には至っていませんでした。
今回、パナソニックが、この原理を利用して、それをチューブにして太陽光発電の4倍の効率を達成したという話しです。
電気を生み出すというのは、色んな意味で現代の生活で欠かせないものです。
電気がなかったらスマホもPCも稼動しませんので情報を集めることもできなくなります。
情報はサーバに蓄積されていますが、電源が落ちれば、それを再起動するのに時間がかかります。
だから大規模な停電というのは、現代社会においてダメージが大き過ぎるのです。社会インフラが止まってしまうと、あらゆることが立ちゆかなくなるのです。
サーバが動かなければ、スマホで決済もできません。交通網も大混乱になります。想像しただけで大変なことになるのが想像できます。
当たり前だと思っていることが当たり前でない世界が起こる訳です。
環境問題という観点で発電や蓄電が話題になったりしますが、そもそも、どうやって発電しているのかという仕組みを理解して見るのも興味深いと思います。
台風になって停電した時に電力会社に怒って電話をかけている人を見かけたことがありますが、電気を安定供給する為にどれだけ努力をしている人がいるかというのを忘れてはなりません。
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