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延髄


延髄も橋の下にある脳幹と呼ばれるグループの脳神経です。

脳と脊髄をつなぐ重要な役割をしています。


主に自律神経系の制御をしていますが、呼吸と密接に関係してきます。

また循環中枢、消化中枢もあるので、これらの中枢によって、呼吸、心拍、血圧、消化などの作用を制御していると言われています。


特に呼吸筋と呼ばれている横隔膜と胸郭や腹壁を動かす筋肉である、肋骨間筋、大胸筋、僧帽筋、腹直筋などが関与していると言われています。

胸膈や腹壁を動かす筋肉に関係しているということは、延髄とこれらはつながっていると考えられます。

一般的にはあまり重視されていませんが、肩甲骨を動かす為に必要な筋肉や上腕二頭筋なども間接的に関与していると思います。


なぜ、そう思うかというと、左側で呼吸が弱いと必ず左大胸筋の起始部の一つである上腕骨上部から腋窩、上腕二頭筋に緊張が起こります。

当然、大胸筋も、肋間筋の下部にも起こり、これが横隔膜の動きを狭めているように感じられます。

腹壁を動かす筋肉と横隔膜の動きはわけるのではなく一つの動きとして考えると、延髄の作用は、これらを制御しているのではないかと予測できます。


また背部の緊張も起こるので肩甲骨の動き、特に内転下制する時に使われる肩甲下筋は明確に緊張するのがわかります。

あとは脊柱起立筋の一部も緊張しているのがわかります。

もちろん、大胸筋や小胸筋、三角筋にも緊張があらわれるので、内転下制する時に使われる筋肉も同時に緊張することがわかります。


一つの問題が複数にわたって影響しているので、それを予測できると応用がききます。






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