再発する
関西支部の政木です
ヘルニアの手術後、「またしびれてきた」と来院する方がおられます。
術後3~5年経ったくらいの方が多いでしょうか。
初めて来られた方は「再発した」と表現されます。
しかし、きちんとセオリーを踏むと多くの方は「卒業」していきます。
潰れた椎間板がもとに戻ってるかどうかはわかりませんが、 痛みやしびれといった不快な症状は出なくなります。 症状が出てないのに、わざわざレントゲンで確認する人はいないからです。
たくさんの方が「卒業」していったのを経験しましたし、 もちろん「再発」することはありません。
症状が出なくなっても来院される方も多いので、経過観察もしています。
では「再発」してしまうということはどういうことなのでしょうか。
それは、「生活習慣が術前と同じ」ということです。
日常のちょっとしたことの積み重ねで体の癖が付きます。 その癖が極まると、安全装置として病気が発症するのですが、 みなさんが期待する手術によって変えられるのは体の「形」だけ。
生活習慣までは変えてもらえない。
つまり、引き続き腰にとってよろしくない生活習慣を続けていた。
ということになります。
まずは腰の症状に対して何が悪影響なのか。
その分別を知ってもらうことが治療の始まりです。
日常の知らず知らずの悪習慣がなくなれば、
それだけで症状が出る必要がなくなっていきます。
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