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身体が冷える

身体の冷えについて考える時、どこに冷えがあるのかということをえなければなりません。

内臓は熱を持っているのに表面は冷えているということがあります。

逆に内臓は冷えているのに 表面は熱をしているという場合もあります。

どの位置(深さ)に冷えや熱があるかを探らなければなりません。


それは 水の流れに対しても 血の流れに対しても同様です。

どの位置と深さに問題があるのかということがとても大切なことです。しかし、意外にそれがわかっていないことが多いのではないかと思います。


お腹に痛みがあると言っても、内臓の問題なのか皮膚なのか筋肉なのか、リンパや神経の問題なのか?

そういうことをできるだけ詳細にわかろうとすることが大切です。

もちろん、あくまでも予測であって確定ではありません。

しかし、予測もできないのに確定はできない。

つまり刺激をしても効果はないということが言えます。


何に対して刺激を行うのか?

これを明確にしていかないと問題は解決しません。

本人は冷えると言っているのに、触ってみると足は冷たくないという場合もあれば、足は冷えないと言っているのに触るとかなり冷たいという場合もあります。


体表面だけの温度では、冷えはわかりません。

靴下を沢山履くと足が冷えているのがわかる場合もあります。

温めても簡単には暖まらない冷えもあれば、冷たくても温めるとすぐに暖かくなるような冷えもあります。


冷えや熱の感覚に加えて時間も関係あるというのがわかります。

測っても熱はないのに、頭が熱っぽいというのもよくあります。

感覚は曖昧ですが、感覚を無視したら医療はできません。


感覚は曖昧なものなので確かではありませんが、感覚がなければ自己を認識することはできません。

だから感覚はとても大切なのに、感覚を無視して、体温だけを測って熱のあるなしを言うのもおかしな話です。

感覚を無視しようとすることが科学的だと思っていたら大きな間違いです。

感覚なくして世界はない。







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