足をつくことができない痛み
足をつくことすらできない痛みの人が来院したらどう考えるか?
何から何を考えていけば良いのか?
この問題に対して様々な考え方ができると思います。
決して単純ではないはずです。
その問題点を一つ一つ解決するには、基礎的にどういう状態かを観察する必要があります。
何々の症状に対しての処置という考え方では対応できないということです。
もっと基本的なことから探らないとなりません。
基礎疾患で糖尿があって末端の循環は悪くなっています。
このあたりもとても厄介です。
手の指先や足の指もカチカチになっているので末梢循環が悪くなっているのは明白です。
それは、見れば直ぐにわかりますが、それだけが原因で、この症状が起こっている訳ではありません。
つまり、手足の指を揉んだり叩いたりして循環をよくしようと思っても意味はないということです。
末梢循環は少し良くなるかもわかりませんが、この痛みは消えません。
足をよく観察してみます。
と言っても痛みのある場所を観察するというより、身体に対しての足の位置はどうなっているのか?
ということです。
力学的な観点から考えてみます。