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足の指と手の指

手足の指先には12経絡の末端があります。

それだけを考えても手足は重要で基準になっている可能性が高いと言えます。また指の末端は、はじめての方でも経絡を触りやすいという特長もあります。


内外反の足首の動きがうまくできない人は、足の指先で動きをカバーしようとしてしまうというのは何度も解説したとおりです。これは自由度の高い指先から無理やり足首を動かそうとした代償運動のあらわれです。

それでは指先から起こる運動は代償運動になるのか?

こののことも考えてみましょう。

以前にも書いたことがあると思いますが、片手の指先を5本同時に曲げることはできないことを実践してもらいました。


もちろん、早くなら見かけ上、同時に曲がるように見えています。しかし、これはあくまでも見かけ上です。

ゆっくり、第一関節から順番に5指同時に曲げていってください。

これがそうとう難しいというかできません。

見かけ上同時に曲がっているように見えるだけで各指は単独でしか動かせないようになっています。しかし、それをできるだけ同時に曲げようとするとどうなるか?


足腰に力が入るのを感じと思います。

手を曲げているだけなのに足腰に力が入るというより足腰を自然に意識していると言えます。

私は合気道は習ったことがありませんから合気道の詳細はわかりませんが、YouTubeで合気道をやっている人の動画を見ると手の指の使い方もあるようです。

合気道を習っている人は、ちょっとした手の形によって身体から出る力が全く違ったりするということを体験していると思います。