足で歩かない
- Shyuichi Nakamura
- Oct 21, 2021
- 2 min read
昨日からの投稿を見てもらうとわかるように歩行は足だけをを使って歩く訳ではないというのがよくわかってもらったと思います。足をあげようとすれば、足の重みに抵抗して足の筋肉だけを使ってしまいます。
これが怪我や故障の元になってきます。
基本的に歩行は足で歩く訳ではなく、身体が前に倒れるのを足で支えるというのが理想的です。ただ、この歩行の仕方はトップスピードには持って行きやすいですが、スピードの調整が難しいと感じます。
なんと言っても倒れてしまうのですから、日常的ではありませんね。
そこで、やや膝を曲げ腰を落とした方がスピードのコントロールはしやすいと言えます。膝をやや曲げると腰を引く形になりやすいので武術では仙骨を入れないという表現になってしまいますが、これは表現の違いで、やりやすくする為に必要最小限に留めていないと逆に痛めたりします。絶妙なバランスが必要です。
どんなことでも言葉を額面通りに受け取ると、決して良い結果にはなりません。
なんば歩きというのは、この原理の応用だろうと考えています。ただ、なんば歩きは体幹を捻らないという教え方が一般的ですが、完全に捻らないということは物理的に不可能です。
足をあげれば体幹は絶対に捻れます。捻れないと足はあがりません。
基本的に日本式の歩き方でも西洋式の歩き方でも全く同じです。つまり、必要最小限の原理は変わらないということです。
違いは、重心移動の絶対量が違うので、日本式の歩き方は起こりが見えないように思えるということです。
この違いを知っているか知らないかで歩行の解釈が大きく違ってきます。
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