蝶形骨は歪むのか?3
蝶形骨にかかる何らかの異常はどんな症状になる可能性があるのか?
例えばストレスを抱えていると、視床下部の自律神経機能に影響が起こる可能性があります。
他にも感覚に影響がでたり、ホルモンや運動にも影響が出る可能性があるということになります。
これらの症状は、蝶形骨と隣接する脳の作用によっておこる症状です。
蝶形骨だけでなく頭蓋骨って大事な骨であり器官なんだなと思わずにはいられません。
歪むという言葉は、骨の変形や関節の脱臼、位置異常などがイメージとして浮かびますが、実際は、そういう変化は余程の外力が加わらないと起こらないと思います。
しかし、その骨周囲に何らかの異常(水や血の流れの停滞や不足、神経の伝達異常等)が起これば、触診でもわかるぐらいの状態になってくるのだと思います。
頭を軽く触れるだけで異常がわかるのであれば立派な目標になります。
異常がなくなれば、当然、機能にも影響を与える可能性は高いと思います。
鍼治療をすると目がよく見えるようになったとか、視界がひらけた。呼吸が楽になった。精神的に安定したなどの変化が起こったりしますが、そういう変化が起こった場合、必ず頭蓋骨の腫れや凹みが左右均一になっているように感じられます。
もちろん、頭に鍼を打たなくてもそうなります。
これらは、骨の歪みが治った訳ではなく、骨の周囲の流れが良くなって機能があがったと言えるのではないかと思います。
しかし、なぜそうなるのかの科学的な説明はわかりません。
患者さんにとっては、そんなことどうでも良いことです。
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