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花粉症が足と関係するとすると・・・

花粉症は鼻の症状で、アレルギーだと言うことはわかります。

しかし、足の問題だと思う人は少ないかもわかりません。


足が不安定になると、一番影響を受けるのは上半身です。

地面が揺れて大きな影響を受けるのは肩があがったり手でバランスをとったりすることからもわかります。

クレーン車の土台がしっかりしなくて、転倒するのを映像とかで見たことがある人もいるかもわかりませんが、人間の身体も構造物なので、この問題から逃れることはできません。


また、足が不安定になると、上肢の動きが活発になり、肩や胸部に大きな負荷がかかります。

その影響で呼吸にも影響が出ると肺の機能が弱り、正しく呼吸ができなくなることがあります。

もちろん、呼吸ができないから病気だという訳ではありません。

しかし、肋骨の筋肉や横隔膜が緊張すると、呼吸は不完全になることは容易に想像ができます。


横隔膜は呼吸をする為に必要な筋肉ですが、足の不安定さから横隔膜の機能にも影響を受け横隔膜の機能が低下すると、みぞおちから肋骨の下縁にかけて緊張感がでてきます。

逆にこの状態は、足にも力が入らなくなり、足を体幹の中心軸より外に出して立ったり座ったりしてしまいます。

足から上肢、上肢から胸、横隔膜、横隔膜から足への悪循環が出来上がります。

膝が腫れて痛みを訴えている人は胸椎下部の緊張(特に患側の)があらわれやすくなってきます。

膝の異常が胃と関係するという経絡の理論とも一致します。


なぜか花粉症の人は、左足を外に出す癖がある人が多いようです。

ここで体幹の軸の回転が左向きになっている可能性があります。


もちろん、足が強いと思われるスポーツ選手でも花粉症の人は多くみられます。

しかし、筋力があるのと足の位置やバランスには全く相関性がありません。


皆さんは筋力が強いと良いと思っているかもわかりませんが、そんなことはありません。

アライメントが狂っている状態で強いトレーニングをすれば、どこかが破たんします。

若いうちは様々な筋肉でそれを支えるので運動能力に影響が出にくいですが高齢になってくれば、その影響は大きくなります。


筋肉の状態が変わってくると人の意志にも変化があらわれてきます。

動きと精神には何らかの相関関係があるのがわかります。


片寄った動きをする人であれば、それによって鼻症状が出て、呼吸が不安定になることで、最大のパフォーマンスを引き出すことが困難になることも考えられます。

無意識というのは、思いもよららないところから来ているのです。

だから、それが原因だとは全く気づかないのだと思います。




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