腰の動きと手足
腰は体幹のバランスをとる為には欠かすことのできない部分です。
橋が手足の位置関係の情報を受け取るのであれば、手足から正しい情報が入力されなければ腰をバランスよく動かすことは不可能だろうと思います。
鍼灸の穴は手足に主要な穴が存在していますが、腰の動きが左側で悪いという方の左手を見てみると、手首や手根骨の母指側で異常な緊張があることがよくあります。
経絡で言えば肺、大腸経です。
あと、それに関連して、左足首(距骨)の内側にも問題があることが多くなります。
足首は内反優位になって足首を外反して背屈することができにくくなってきます。
また、対側の右足の小指側にも緊張が起こってきます。
対側の小指は中足骨に出ることが多くなります。
中足骨のMP関節の腫れが母指から第二指で起こることもあり、指先に異常な力がかかっていることも多くなります。
つまり、対側の足の指先にも腰の動きを制御するポイントがあるということです。
これらの位置から橋に情報を与えるように刺激すると、腰の動きが良くなってくることがあります。
刺激は軽く指を触れるだけですが、きちんと橋に情報を送ってみるとあきらかな違いがあります。
僅かな刺激で橋の作用を強めることになっているのだろうと思います。
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