腰が曲がって痛い
腰が曲がってしまって痛いという高齢者は多いです。
曲がっているから痛いのか?
曲がったから痛いのか?
首の上にある延髄や橋が微妙な姿勢を維持してバランスをとっているのは脳科学でも明白な事実です。
曲がったからという理由ならば、この姿勢保持機能に問題があるのでは?
そして、それは感情とも関係し、手足の動きを制御しています。
左の腰が曲がってまっすぐ歩くのが困難という方の背中を見てみると、たしかに左側の腰は強く緊張しています。
しかし、この理論から考えると首の問題もあるはずです。
手足の問題もあるはずです。
首の問題が優位だとすると延髄の作用として自律神経にも影響するので、血管の収縮や消化吸収にも関係しています。
もし、この自律神経の作用が落ちて、消化能力が落ちた結果、お腹に力が入らず腰が曲がってしまったとしたらどうでしょうか?
治すのは腰側ではなく、お腹側ということになるのではないかと思います。
そういう場合、肋骨下部の緊張が必ず起こります。