私の学び方3
東京支部長の本橋です。
前回のブログは2回にわたり私の学び方を書かせていただきました。
真似をして遊ぶ感覚で学ぶことが出来れば無双状態。
でも、そんな状態は長く続きません。
気持ちが高揚すれば落ち込むこともあります。
スポーツでもよくありますが、調子の良いときは長く続きません。
それは物事は常に動いている、流れていることを考えれば当たり前ですが、世の中には常に調子が良い状態を求める人がいます。
そういう人がお客さんにいらっしゃるとちょっと苦労しますが、良いことは長く続かないという無常の原理を認識しておくと調子の波を穏やかにすることが出来ます。
東洋思想で言えば、陰にも陽にも傾き過ぎないことがコンディションを良好に保つコツと心得ています。
つまり中庸を目指すわけですが、私の考える中庸は真ん中ではありません。
全てにおいて時間が流れ状況は変化しますから、「今」の中庸付近を目指します。
いつも同じ状態にしようとすると、同じにならないことにストレスを感じますから、「今」の中庸は同じ人でも日によって違うし、他者と同じであるわけがありません。
これは心持ちについてです。
コンディションが良くないと日々の学びも停滞します。
そして、学ぶ姿勢という点では昔からやっていることがあります。
「自分はわかっていない」状態で学びます。
成長を妨げるものは「わかっているつもり」です。
特にセミナーなどで教わる時は、知っていることになると意識が薄らぐ人がいます。
私も20年くらいセミナーの講師をやっているので、今や受講者の目や動作、雰囲気を見ればだいたいどのように感じているか、捉えているかがわかります。
よくわかっていないのにわかっているようにしている。
わかっていると思っているからきちんと聞いていない。
そんなこと知っているという注意散漫。
このようなことを感じているので、自分では注意しようと考えてセミナーを受講するようにしています。
もっとも昔からセミナーショッピングをするようなことはなく、これだ!と感じたセミナーにしか申し込みはしません。
実際に自分が分からないという姿勢でセミナーに臨んだり、他者に説明してもらうと、話す人は得意になって色んなことを教えてくれます。
たくさん引き出せた方が得ですからね。
松下幸之助さんは、小学校4年生の時に丁稚奉公で単身大阪に出て行きました。
青年になっても自分では学がなく分からないから「教えてください」とよく尋ねたそうです。
「素直である」ことと、人の話に耳を傾ける人間的資質、人間としての姿勢自体に注目したいところです。
自分は知っていると思った瞬間、耳に入ってくる情報は薄れます。
だから私は松下さんのように自分が知らないことは『素直に教わる姿勢』を持つことを大切にしています。
変なプライドを持つより、その方が結局自分自身を高めることが出来ると考えています。
素直に教わる?楽しく遊ぶ?勉強会はここにしかない。
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