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磁石を使って関節を観察してみる

磁石を使って関節を観察してみる


力の配分の異常な関節に対して磁石をあてて見ると一定の方向性があることに気づきます。CM関節が屈曲内転で固定している場合、関節の方向性という条件設定を術者が明確に持って、磁石を図のように置きます。

ここで重要なことは概念であり、磁石にはN極からS極に流れる方向性があるということを術者が明確に意識づけているということです。目には見えませんが、あきらかに物質にも作用している「何か」が存在します。それを使って身体の動きを観察してみます。


磁石を関節に置く


磁力は、そこに「場」を作り出します。その「場」の中でエネルギーの変化が起こるので、その変化を捉えれば、エネルギーの流れを確認することができるようになります。



図のように磁石を置くとCM関節の外転伸展がやりやすくなるのを確認できます。

逆向きに置くと制限されるのがわかります。磁石を置いていない時より制限が強いので何らかの働きがあるとわかります。


この現象から、異常関節に、磁石(方向性がある物)を置くと、その方向性(NとS)によって関節の動きの質が変化するということが観察されました。ここで言う「動きの質」とは、可動域の広さではなく、小さくゆっくり綺麗に動かした際の滑らかさや動かしやすさといった感覚的な変化を指します。

このような現象は、各関節で見られます。ただ、複雑になっている(複数の要素が相互作用を起こしている)関節の場合はわかりにくいこともあります。また、術者の意識が不安定になっていると捉えきれないこともあります。これが一番大きい問題です。


これを関節の可動状態と呼んでいます。また、この部位は、ツボで言えば大陵穴であり心包経です。大陵穴から肺経の魚際あたりに同じ方向で磁石を置いてみると可動状態は制限されます。


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