痛みを認識する2
痛みを認識するのは時間がかかります。
例えば鋭い刃物で指先を切ると、最初あまり痛くない。
ホンのしばらくの間ですが、痛みを感じるのにタイムラグがあります。
これは脳で痛みを感じているからだろうと思います。
痛みを感じる経路(痛覚伝導路)は、末梢⇒脊髄⇒脳へと伝達されていきます。
もし、その途中に何らかの病変があったら、痛みを感じないのか?
世の中には、不思議な病気があって、痛みを感じない無痛症という病気があります。
無痛だったら無敵なように思いますが、痛みがない為に、恐れないので、高いとこから飛び降りたりして長く生きられないそうです。
痛みは、人間にとって、とても大事な症状なんだとわかります。
末端で痛みを感じるような損傷をすると、神経細胞(ニューロン)を通って、脊髄後角⇒延髄⇒中脳⇒視床⇒大脳皮質へと痛みの情報が伝わっていきます。
痛みとして知覚するのは大脳の表面の大脳皮質で知覚野の部分です。
もちろん、痛みを抑制する方向にも働くので、痛みをコントロールすることもできます。
続く
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