top of page

症状を作っている原因

  • Writer: H M
    H M
  • Jun 1, 2023
  • 2 min read

症状に囚われないで身体を観察していくと、それぞれの要素が症状とつながっているのがわかるようになります。

腰痛にはこの治しかたとか、肩凝りはこの治しかたというような方法論は一般的に効果的に見えますが、方法論は一か八かという結果になりやすいという性質があります。


当たれば大きいですが、外れたらゼロに近いということです。


要素を観察すると、全く無関係に思えるところが、その腰痛の40%と関係があったりします。

要素を観察する方法は、一つ一つを崩していくようなやり方に近くなります。つまり確実に一歩を進めることが出来ます。


腰痛になる要素はあらゆるところに点在しています。

それを観察していくことで、建設的に症状を改善していくことができるようになってきます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

大阪支部政木です。

症状を作っている原因はなにか。

その原因を


「先に決めてかかる」

「その場で導き出す」


2つの取り組み方があります。

一般的にある「腰痛は~で治る!」「腰痛の原因は~だった!」

というのは、「先に決めてかかる」考え方です。

対して、これはどうなっているのか、どんなことが原因になっているのか。

その都度、原因を探っていく。

これが「その場で導き出す」考え方です。

先に決めてかかる考え方は、誰かが過去に経験して導き出した答えを、

患者さんに当てはめていく作業になります。

私の経験上、ほとんど当たらないと思います。

今日の診療も腰痛の方はおられましたが、腰痛になった経緯、痛み方、腰の状態、

有効な対応策が同じ人は一人もいませんでした。

対して、その場で導き出すパターンは、リアルに対応するので当たる確率は

自ずと高くなります。

リアルに分析していくと、主訴というものはあまり大切じゃないこともわかります。

痛む場所は、ただの力のしわ寄せが大きい所であったり、

全身に広がる異常の一番感受性の髙い場所であったりしているだけだったりするのが

よくわかります。

なぜ、腰を痛がるか。

なぜ、腰が痛くなる必要があったのか。

常に原因を導き出すように対応していると、そういったストーリーも見えてきます。

病む必要がわかれば、治る道筋も必然的に見えてきます。

そういったものの見方を養うとで、病気の存在理由もなんとなくわかるようになってきます。


自分自身がどういう考え方で取り組んでいるか。

日々の診療で常に意識していきたいものです。







 
 
 

Recent Posts

See All
AIとの会話

AIとの会話を文章にしてみました。 「エネルギーの話ですが理論上一円玉が完全に分解するとどれぐらいのエネルギー(例えば家庭のどれぐらいの電力量)という形で計算してみてください。」 エネルギーとは何かというヒントになると思い、こういう質問をしてみました。 AIの回答...

 
 
 
2025年2月16日大阪セミナー開催

今年はじめての大阪セミナーです。 自己トレーニングによる身体操作 「見る」だけで、世界が変わる? 量子力学と東洋医学の不思議な共通点 選択することさえできれば、様々な治療法に応用できる 治療法は沢山学んだし、知識は増えたけど臨床にいかせていないと感じる方 【開催日時】 ...

 
 
 

Comments


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
  • w-facebook
  • w-blogger

〒516-0804 
三重県伊勢市御薗町長屋1993-1

japan mie ise

TEL 0596-22-7481 FAX 0596-25-5067
診療時間 午前診療 AM9:00から11:30

       午後診療 PM3:00 19:00
 休診日  日曜 月曜日 祝祭日 水曜午後

 

初診の方は終了30分前に受け付けをしてください。

2011年10月1日より、午前の受付時間が11時30分までとなりました。

2015年4月1日より、月曜日が休診日になりました。

© 20130909  misono Oriental medical centre

bottom of page