病気が治るとは?
大阪支部政木です。
御薗治療院にお世話になって
病に対する世界観も随分と変わりました。
私も病気は治してもらうものだと思ってましたが、
違いました。
それについて書いてみました。
治るとは?
治りますか?
年だからもう治らんなー。
治ってたのにまた痛くなったわー。
「治る」という言葉は毎日耳にしますが、
人によって様々な意味で使われている、とても幅のある言葉だと日々感じています。
痛みだけ消えれば病気は治っていると思っている人
症状が出なければ治っていると思っている人。
症状は出なくなっても、自分の中にある病気をさらに気づきに行こうとする人。
などなど。
私にとって「治る」とは、
自分の病気を「理解」できている状態のことだと思っています。
理解できていれば症状は管理できます。
症状を自分で管理できると、
痛む痛まない、発症するしないは、自分で選べるようになります。
すると、恐怖心や不安感はぐっと楽になります。
病の主導権が自分側に移ったということです。
その時が、その人にとって一つの「治る」という段階ではないかと、
私は思っています。
誰しもある種の病気にはなりやすいという「体質」は変えられません。
私自身は心臓や胃に弱点がある体質だと自分で感じています。
疲れると必ずそこから体は悲鳴を上げてきます。
そういう持って生まれた「体の特性」というものが、病気の根本にあります。
体の特性×生活習慣×時間によって誰でも自分の病気を発症します。
本当に病気を卒業するには理解と生活習慣の変化は不可欠です。
そういった意味で、自分自身は何もせず手放しで
いつか「治る」とか、
手術してもらって「治る」
薬を飲むだけで「治る」
治療してもらっただけで「治る」
ということは不可能だということになります。
「治る」ために自分を理解する。
そして必要な変化を起こす。
私たち治療家はそのお手伝いをするだけです。
皆さんはどういう意味で「治る」を使っていますか?
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