環椎後頭関節
- Shyuichi Nakamura
- Mar 16, 2023
- 2 min read
橋は、それ以外にも筋肉の調整を担います。
以前も書いたと思いますが、橋や延髄にある網様体脊髄路は、微妙なバランスをとる役割があります。
手を前にあげても前に倒れないのは、この機能があるからです。
体重50キロの人なら片手で3キロぐらいあると言われている訳ですから、いきなり3キロの重りを乗せられたら誰でもバランスを崩しますよね。
手をあげるということは、そのバランスをとっているということです。
しかし、手をあげてもバランスをとっているとは、誰も自覚していないとおもいます。
つまり殆ど無意識に行っているという事です。
一日の生活の中で、そういう場面はどれぐらいあるでしょうか?
殆どなのではないかと思います。
つまり、殆どが無意識で行動している訳です。
意識的に行動していると思いこんでいますが、殆どは無意識です。
その機能が頸椎1番や後頭骨の高さにある延髄、橋が関与しているということになります。
また橋は眼球運動の調整にも関係しています。
視床から来た視覚情報によって、眼球の運動を制御することを担っています。
視床からの情報があってもそれを処理する橋の機能がしっかりしていなければ、目の位置を安定させることができないということになります。
これだけを考えても沢山の情報を処理している場所だと言うことがわかります。
つまり頸椎1番の高さは、それだけを考えても治療のポイントになるということが言える訳です。
(後頭骨を点線で表示)
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