濵井先生が大阪セミナーの感想
濵井先生が昨日の大阪セミナーの感想を書いてくれました。
いつも辛口の評価をしてくれる濵井先生ですが、今回は嬉しい評価です。
伝わらないものを伝えようとするのは簡単なことではありません。
しかし、これが伝わらないと何もはじまりません。
革命は起こります。
既存の既成概念を飛び越えるセミナーであり唯一無二だと思っています。
もちろん、簡単には受け入れられませんし、反発も大いにあります。
反発は常に歓迎しています。そんなことは覚悟の上です。
でも誰かが、口火を切って、この既成概念を打ち破らないと何も発展しません。
たとえ今は少数であっても、革命は火がつけば爆発します。
参加者は、それを目の当たりにしています。
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昨日の大阪セミナーは90%の雨予報でしたが、何故か途中から日差しが差してきて、
まるでお天気まで応援してくれているような、そんな爽やかさを感じるセミナーでした。
身内がこうしてセミナーの感想などを書くというのは、ちょっと眉唾じゃないのと思われるかも知れないのですが、でも、どうしても書きたくなったので、ちょっとお邪魔してみたいと思います。
「気の診断」というと、それこそまだまだ胡散臭さ満載の気もするのですが、東洋医学と言うか鍼灸はこのマジで胡散臭い「気」があってこその、これこそを主体にしている医学であるということを、私自身も再確認できたセミナーでした。
更にいうならば、見えない気が通るという経絡を前提にしている治療家なのに、その根本を忘れていたことにも気づかせてくれました。
見えないけど確実に存在する「気」。
特に日本人は先天の気も後天の気も充実していますかという意味で「お元気ですか?」なんて普段の会話にも多種多様に使っているのに、どの民族よりも気を使いこなしているのに、いざ医療となると、自信を失くしてしまっているのです。
ですが、これこそが、今の最先端科学をも越える、AIすらもまだまだ及ばない最高の治療なのだということを、昨日はもう一度再確認したセミナーだったのです。
中村先生は、それを「意識」だと定義づけました。その「意識」とは当に字の如く、「意」は日を心に立てると書いてあります。
つまり、発心です。思うということ。その思いを「識」は「言」という言葉という音で成ると書いてあります。
つまり、日本語の漢字でも書かれている様に、何を思う、言葉で何を瞬時に自分が診断しようとすることに、的確な、そして単純明快な言葉を作るかということに尽きるのです。
ここがとても大事なのです。
単純明快な言葉なのです。
その言葉こそが、自他ともに共感という振動を作り、術者のみならず患者さんも同様に感じる治療でもあるのです。目的をはっきりさせるに尽きるのですね。
もう一度、感じて確信していくのです。
ですが、
無意識が作る溢れんばかりの言葉に、実は私たちは四六時中振り回されているのです。
それでも、診断という時には、この無意識から出てくる言葉(迷い)を無くして、純粋思考、つまりは、何を目的に観ようとしているか、それをクリアーにすると、見える世界があるのだと、そしてそれは誰しもが五感ではっきりと捉えられるのだと、昨日の中村先生の講義はそれをまるで「手取り足取り」という雰囲気で教えてくれていました。
そしてそれこそが「アホになる方法の極意」でもあるわけです。
私たち鍼灸師は特に「師」がつく職業です。
「師」とは特殊な技術を持った専門職を表します。技を見せる、つまり「術」を如何に掛けられるか・・その術の掛け方に既成概念や膨大な知識をいったん置いて、人間の本来備わっている叡智と五感を駆使してもっとシンプルに、もっと的確に、もっと具体的に激変させる方法があると提示しているのです。
それは、2000年あるいは3000年の歴史があると言われてきた東洋医学のある意味革命でもあるのだと私は自負しているのです。
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