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治す技術5

単純に見える症状でも悩んであちこち行っている人をよくみかけます。


問題が自分自身にはなく、人に原因を見つけてもらって、治してもらわなければならない。

という条件設定があると、単純な症状でも良くならないことが殆どです。


整形に行き、CT、MRIを撮って異常がない。

器質的な異常でなければ他に異常があるはずと考えられるのですが、そういう人は、何かあるはずと考えます。

なぜなら、こんなに痛いんだからと考えるからです。


運動をしている人なら、運動が原因だと思い込んでしまいます。

しかし、休んでも同じ結果です。

良くなってきたなと思って運動すると、また痛みが出てくる。


それを繰り返しているうちに、運動する意欲がなくなってくる。

そして恐怖が支配するようになってきます。

当然、最高のパフォーマンスを出すことはできません。


それでも努力する。

結果的に上手くいかない。

それが心の傷になって一生過ごすことになる訳です。