top of page

東洋医学の気水血


なんども気水血については書いていますが、「水」の存在というのは大きいとつくづく思います。特に関節の問題の場合、必ず「水」の流れが異常となっています。しかし、この「水」の異常とは何でしょうか?


「水」の流れが滞っている場所があるなら、必ず、「水」の流れ悪い(虚)ところがあるはずです。もちろん「血」に関しても「気」に関しても同じです。

しかし、それはあまり言われません。


「水」の流れがお腹で停滞しているのであれば、どこかで「水」の流れが虚になっている部分がある訳です。それが左足だけに出ているというパターンを最近何度か見かけます。


それなら、虚である左足が主役になっているのか、お腹の実が主役になっているのかの優位診断が必要なはずです。

しかし、それには何も触れられません。

経脉でもそうなのですが、脉診をする時、十二正経の中で虚しているのは何経絡?


という問いかけをすることはあっても、一つの経脉の中の虚実は何も語られません。


その経脉全部が虚だとすると、虚と対応して何経が実なのかも大事です。


しかし、その経脉の上流が実