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故小田一先生への思いと動かさない運動法

私は、あまり人に教えてもらうということが好きではないのですが、たった一人だけ本当に感動した人がいました。

私が23歳の時に出会った故小田一先生です。

兵庫県の加古川で整形外科を開院していた医師です。


本当の意味で師匠と呼べるのは、小田先生だけだろうと思います。

もちろん、手取り足取り教えてもらった訳ではありませんので、小田先生にしてみれば単に一受講生でしかなかったと思います。講義の中で質問したのも、たった一度だけでした。


しかし、講義内容は強烈でした。

当時は、古典を読んでも、それで何をどう治療すれば良いのかは、私にはさっぱりわかりませんでした。

しかし、真理みたいなものが書かれているのだと直感しました。

五運六気なんて、まさに地球との会話のような感じがしてました。


古典を解釈するのに普通の人は、文章を読みあさって重箱のスミをつっつくようなことをしてしまいます。

しかし、小田先生は違っていました。

一つの治療法をシステムと捉え、対応する穴の表を自分で作成し、治療に応用していたのです。

穴の解釈も古典に書かれているものとは全く違っていました。


望診ができれば経絡も穴も見えると言っていたので、きっとそうなるんだろうと思っていました。

実際、そうなりました。

私が若い時に、同じ人間で、こんな超人的なことができる人がいるということを示してもらえただけで十分でした。


現在、小田先生のシステムを使って治療することはありませんが、その時の感動が私の心を突き動かしたことは間違いありません。そして、鍼灸治療の枠を超えられたのも小田先生がいたからこそだと思っています。


だからこそ、私は、自分で考えたこと以外は、必ず、その人が考えたことだということを明記します。

それは、考えた人に対するリスペクトです。

何もないところから、たとえ古典というヒントがあったとしても新しい理論を作るというのは、本当にホネの折れる作業だと身をもって知っています。

全てを自分が考えたことのように話することは、絶対にしたくないし、一番嫌いなことです。


だから、当時、小田先生のシステムを使う時は必ず、小田先生の名前を出していました。

それが礼儀だと思っているからです。

開発者でないと、その苦しい思いはわからないだろうと思います。


だから、今の私が存在しているのは、小田先生の存在があったからこそだと今でも思っています。

そんな思いから生まれた動かさない運動法は、私の中では最高傑作です。

多くの人に広まって欲しいと思っていますし、広まるのが当然だとも思っています。

しかし、その思いは、紆余曲折あったからこそ頭の中から捻りだせた言葉であり方法です。


更に言えば言葉と方法だけを聞けば、超カンタンなことです。

しかし、この感覚は、かなり奥深い。

本当の意味を知れば、全てがつながるのだと理解できます。

超カンタンなことの中にこそ真理があるのだと思っています。

その深い意味を知るためには、更に深く入り込まないと絶対にわかることはありません。


これからももっともっと奥深く入ってみたいと思っています。

その思いを止めているのは、自分自身の中にある常識なのだと思います。







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