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感想を見て

東京セミナーが終わってから感想を掲載させてもらいました。

様々な感想が寄せられて本当に嬉しいかぎりです。


何年かセミナーに参加してもらってやっと理解できてきたという人もあれば、二回目で結果を出してくれた人もありました。

しかし、回数ではないし、結果がでれば良いと言う訳ではありません。


理解が早ければ良いというものでもありません。何度でも噛み砕いて一つのことを理解する方が全てに対して応用が効くようになってきます。


また、このセミナーで受けたことを言語化できる人とそうでない人もあります。

注意して欲しいのは、言語化できることと理解することとは全く違うということです。


言語化の注意点は、やはりわかった気になってしまっているということです。

言語にはならないものを伝えようとしているので、言語化は一番最後になった方が良いのです。


体感し、その体感したものが少しずつまとまって言語化する。

その言語化したものを再度検証し、更に深いところを体感する。

これを繰り返してこそ、実になっていくのだろうと思います。


解剖学者の養老先生の言葉ですが、どれだけ勉強しても、わからないことがある。

それをわからないまま放置することができない。

だから簡単に結論づけてしまうから最後でわからなくなる。

というのです。

本当にそうだと思いますね。


簡単に言語化できた人は、細心の注意を払って、実際の現象を繰り返してやってみてください。

必ず落とし穴があることに気づきます。


しかし、体感を通して言語化していくと、様々な答えが自然につながっていきます。

たとえ、失敗したとしても失敗が複数の理解につながっていきます。

そこが一番重要なところです。


私自身も常に理解が足りないと反省しながら追求しています。

その追求に休む暇はありません。


合気道の故塩田剛三氏が、歩いている時も合気だと言ったように、呼吸一つ一つも鍼灸だと思っています。

そこに目を向ければ様々なヒントが隠されていることに気づきます。

そう思うと、みんな理解が早すぎる気がします。

もっと遅く理解した方がいい。

簡単に言語化なんかできない方がいい。

一つの言葉、一つの現象にこだわって追求し、体感した方がいい。

常々そう思っています。


そんな話を18日の専門家のオンラインサロンでは伝えました。

参加してくださった方には、その真意が伝わったのではないかと思っています。









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