top of page

意識と無意識(昨日の続き)

意識と無意識について昨日の文章だけではわかりにくかったと思いますので補足してみます。


意識は様々な情報の一部でしかありません。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚等の様々な感覚は、無意識に入ってきます。これは膨大な情報量ですが、意識はそれを選別して、しかも結構歪曲して意識して記憶しています。


数時間前に起こった交通事故のことを思い出そうとしても大まかなことだけで、細部のことを正確に思い出すことはほぼ不可能です。


つまり事実とは違う場合もあるのが意識の不安定さです。

人は見たいものしか見ないので、隣でファンが大きな音をたてて回っていても何かに集中していると、その音は全く気にならなくなります。つまり存在しているのになくなるのです。


そんな強い感覚だけでなく、ごく弱い音がしているだけだと、その音に気づくことはありませんが、無意識はそれらの情報を常に全て得ています。

もちろん、それに注意を向けて意識すると音がするのがわかったります。

どこに意識を向けるかで情報は全く違ってきますし、その感覚によって起こった記憶によって、解釈が全く違ってくる訳です。


グイグイ押した時に気持ち良いという感覚は、感覚の一部でしかありません。

それだけが絶対なんてありえない訳です。

だから、その感覚が起こらないと効果がないと考えるのは、身体には無数の情報が流れているということを知らないのです。


例えば、患者さんが、極微量なちょっとした情報によって症状が起こっている人だと症状を治せないのです。

全く原因が違う訳ですから当たり前です。

そんな人にグイグイ押してみるとわかりますが、とても疲れて調子が悪くなったりします。いわゆる誤治です。


気持ち良い感覚が悪いと言っている訳ではなく、もっともっと沢山の情報があるのだから、それを意識していないと誤治を起こすし、真実は見えてこないですよと言っているのです。


意識はとても強欲で、一つのことにこだわってしまうと、それしか見えない。

そうなってしまうと絶対にその人の身体から情報を探ることはできません。

無意識からくる膨大な量の情報に意識を向けることで、今まで見えなかった世界が広がります。


それを利用して調整する方法が御薗流です。

だから力を使わなくても短時間で身体が激変するのです。


それを知りたいと思う方は勉強会に参加してみると良いと思います。

知らなかった。気づかなかった。気づけなかった世界が広がると思います。




Opmerkingen


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page