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思い込みは排除できる?

スポーツの世界でもそうだと思いますが、選手が練習の成果が出なくて悩んでいる時に、コーチにこれで良いのだと言われると自信を持って練習することが出来て力を発揮することができる場合があるそうです。

思い込みと言えば思い込みです。それに明確な根拠がある訳ではなくてもそういうことが起こることもあります。

この現象は明確に数値化することはできません。どれだけ科学が進歩しても、この現象を否定することもできません。


スポーツにおいて結果を出せるかどうかは、非常に重要です。結果の出る練習方法なのかを疑いながら練習するのと、結果が出ると思って練習するのは大きな違いがあるのだと思います。

これは一種の思い込みです。


それでは医療はどうでしょうか?


医療も当然ですが同じことが起こります。スポーツ以上にその効果は高く幅広い層に起こっています。

思い込みを完全に排除しようとしているからこそ二重盲検を行っている訳です。そして、この検査法が一番信頼性の高い検査として今でも行っています。忘れてはならないことは、薬を飲むという行為自体が本来思い込みの部分もあります。

薬効はない薬だとわかっていても、飲むだけで効果があったりするのはその為です。


つまり完全な思い込みの否定は合理的ではないということです。それなら、否定しないで肯定してあげることで医療の質をあげることができるのではないかと思います。


別に強い思いは必要ありません。

その人に告げることすら必要ありません。単純にそうだと思ってやれば良いだけです。その時に自然に力がでます。


ところが、施術者は、そこで疑問が起こるのです。

そんなことで良いのだろうか?

もっと、何かないのだろうか?


そう考えた時点で思い込みの力はなくなります。そうなると、どれだけ思い込もうと思っても思い込みの力を使うことはできなくなるのです。


思い込みの正体は?

そう問い続けたくなりますよね。




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