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何の症状もない。

症状がないのに治療できますか?

この考え方ができると、どんな症状でもバランスをとることができます。

症状がないので目標がありません。


しかし、完璧な人なんていません。

どこかに何かの異常があるはずです。その異常を見つけることで目標をみつけることができます。

症状に囚われない思考をすることが可能になってきます。


その為には、何が必要か?


それさえわかれば、腰痛だろうと肩こりだろうと、どんな症状だろうと調整することが可能になります。

健康状態をあげるということが私達の目標です。


座位で左のお尻をあげてみてください。

次に右のお尻をあげてください。

何か違いがあるはずです。


鏡の前でやってみてください。

身体の倒れ方が違うはずです。

あげにくい側は腰やお腹の筋肉を正しく使っていません。

それが後々の症状になってきます。


腰をまるめて同じことをやった場合と、腰を伸ばしてやった時でも違いがあります。

僅かな動きで人の無意識の動きは簡単にわかります。

スポーツをする人なら、この簡単な動きでどんな癖があるかがわかります。


左のお尻があげにくい人の場合、右から左へ何かを振るスポーツ、例えば野球のバッティングなどは、左へひねりにくいので、少し振り遅れる傾向になります。

ゴルフも同じですね。

そんな動作は、そのスポーツをやったことがなくても想像がつきます。

全体の動きと部分的な動きは全く違う場合があるので、動作が微妙に違うスポーツは、部分的な異常もわかります。


身体は無意識で動いています。

その無意識を知ることが大切です。



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