セミナーから10日たって
とても常識とは思えない経験をされたようです。
そんなのは偶然だと言えなくもないのですが、本人は確実に実感して頂けたみたいです。
実感してこそ現実になるのですが、常識ではそういうことはありえないといいます。
しかし、現実が常識どおりに物事が進めば何も苦労しません。
常識どおりではないから考えなければならないのです。
世界は、常識とはかけ離れている場合があるというのを実感していないと、本当の現実を把握することはできません。
リズム、スピード、軽さが統合した時に「場」が変化し、身体にも変化があらわれてきます。
本人もこんなことができるとは思っていなかったみたいですが、できるようになってきました。
できないというのは、わからないんじゃなく、わかろうとしていないという意識が無意識にあるということなんです。
この時に動作が止まってしまいます。
動作が止まる時は、常識が止めているのです。常識は知識や経験です。
身体の動きと意識は常に連動しています。
常識で考えたら、こうしたらええやんって思うことが急にできなくなることがあります。
この現象がなぜ起こるのかを理解していないと対処することができません。
常識という設定が無意識にあり、それが環境を乱し、できないという状態を作ってしまっていると本人は全く気づかなくなってしまうということがあるのですが、これにも気づいてもらえたみたいです。
そして、それを理解するためには、条件設定が重要だということも気づいてもらえたみたいです。
脳を混乱させ、常識が通用しなくなった状態を意図的に作り出すと、無意識の中にあった、できないという常識が壊れていきます。そうすると、一気にできるようになります。
わからない。できない。
これが大切なんだと言うことを理解し始めてもらえたと思います。
できなくなると「私にはできない」この設定をしてしまいます。この時点で全くできなくなります。
そんな場合、常識からやり直すことになります。
常識や知識、経験が良い悪いと言っている訳ではありません。
単なる一つの状態をあらわしています。
それに気づくためには混乱を理解することが必要なのです。
混乱はできるだけ避けたいと思うのが人間の常です。だから知識を増やそうとするのですが、その知識によって混乱しているという事実を知っていなくてはなりません。
混乱を避けてわかるようになることはありません。
混沌と静寂は共存するのが現実世界です。
量子の働きと同じように波(混沌)を理解しないと、粒(静寂)は訪れないのです。
だから私は、治療家の常識を打ち崩すことをやりつづけています。
既成概念や知識、経験を捨てる訓練をしてもらうためです。
それができてこそ、知識や経験が本当に生きてくるのです。
混沌は苦しみますし、疑いも起こります。
このような考えに大きく反発することもあります。
しかし、反発しても現実は、どちらも存在するのが現実なのです。
それを理解することができるとどんな状況にも対処できる状態になってきます。
もっともっと経験を積んで、それを確実なものにしていってください。
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10日ほど経ちましたが臨床としては一週間が経過しました。
あれから日々泥沼のような感覚で、それでもスピード、リズム、軽く、を意識してやっております。
手が動かなくなる、と言う感覚が分かりました!
しかし昨日、全てがうまく行く状態があり、患者さんも自分もびっくりする程の症例があったのですが、それを見ていただけの患者さんが何もしていないのに良くなっちゃった、
と言う方がいらっしゃいました。 これが場の構築だったのかなと、何かボヤッと見えた瞬間でした。
中村先生の勉強会動画やブログを見つつ、とにかく集中、の一点のみで続けていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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わからないんじゃないのです。
わかろうとしていない自分に気づくことができないだけです。
それを理解し府に落とさないと、ものすごく簡単なことも一生わかりません。
できたと思ったらできなくなるということを繰り返し、結局は、芯のある治療はできません。
これは頭で理解することではありません。
頭で考えることは余計なことです。
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