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エネルギーって何 10


雀啄や置鍼などの物理的なエネルギーを与えて周囲との差を生むのに適する場所なのかどうか?


単純に刺激をしても影響力は限定的です。少なくとも「熱」を冷ます為に何と関係を持たせるのか?

「寒」をどうすれば適切にあげられるのか?


人間は動物です。動くものです。鍼灸をやっている人は運動について無頓着な人が多いように思いますが、それは人が動物であることを完璧に無視しています。


どこが動くのか動かないのかは、「熱」と「寒」、「虚」と「実」に深く関わってくる問題です。動かないところは冷えています。動きすぎるところは熱い訳です。これらは運動エネルギーの状態をあらわしています。関節の動きとも関係する訳です。


またそれをわかって臨界状態を作れるのかどうか?


ということです。臨界点の場所を見つけるのも、臨界点に導く為の置鍼や雀啄の手技も、それがどこにあり、どう作用するのかを見極めて意識していないと、鍼を刺す行為というのは、ただの局在的な物理刺激になってしまうということです。


気滯は動かないことだと教えてもらいました。そのとおりだと思いますが、気滯の人に運動させると逆効果になります。

動かせるところだけを動かしてしまうからです。何が動かなくて、何が動くのかを見極める能力をつけることが必要です。


動かないから動かそうと思っても動かないのです。動かないものを動かそうと思っても動かないから、下手な動きになってしまうのです。それでは本末転倒です。


この意味を深く考える必要があります。




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