イメージは身体の反応を変える
- Shyuichi Nakamura
- Apr 3, 2023
- 3 min read
人が何かをイメージしただけでは物質は見た目に何もかわりません。
これは事実です。
しかし、物質の構成要素を調べてみれば、分子、原子、素粒子を確認できます。
素粒子は、これ以上細かくすることができない粒子ということですが、その中には光子(フォトン)という光の粒子も素粒子の一つであることが確認されています。
フォトンのふるまいは、確率的に人の意識によって、その行動を変えるという実験結果があります。
人の目にはわかりませんが、物理的に確認することができる物質の構成要素の一つが人間の意識によって変化するのであれば、意識によって身体に変化があらわれてもおかしくないとも考えられます。
もちろん、あくまでも確率的に変わるというだけで絶対ではないし、意図したとおりに動くかと言えば確率的にしか動かないので絶対とも言えない結果です。
意識によって変化するしないという議論をする前に、この事実を受け止め何らかの影響があるということを頭に置いておく必要があります。
ただ、イメージは何かを変化させるというのは誰しも体感していることです。
この動画の方も職人さんで自分が作った物を人に手渡す時に、できた製品を撫でてから渡すって言ってました。
別に彼がそんなことを知っていた訳でもないはずですが、自然にそうやっているのです。
物を作る職人には、そういう共通の意識があります。
昔の建築物の柱に棟梁の名前を彫ったという話なども同じです。
物を作る職人は魂を込めると目に見えない力が働くというのを知っていたのです。
それがわかる人だけが優れたものを作ったのだと思います。
私もそんな職人でありたいと常々思って仕事をしてきました。
そんな思いをもって、この動画をよくよく観察していってください。
セミナーを受けられた方は、この意味をよく理解してみてください。
ただ、そんな現象があるんだ~で終わるのではなく、ここから何を推察できるのかを考えてみてください。
どんなことでも、おんぶにだっこでは絶対に治療はうまくなりません。
自分で考える力がないと何もはじまりません。
理解は、その実感の後にしかやってきません。
それまでは迷い、考え、実行する。
これを繰り返してこそ、その意味を考えられるようになってくるのです。
この道には終わりがありません。
そして常に人も自分も変化していることを実感していなければなりません。
安易な方法論では必ず手詰まりが来ます。
結果的に何の満足感も得ることはできません。
簡単に理解できるものは簡単に忘れ去ります。
絵師の葛飾北斎も88歳の生涯で死ぬまぎわまでそんな思いをもっていたに違いありません。
理解は、常に変化していることそのものを受け入れた時にしかやってこないのです。
そう思ってくれる仲間を一人でも増やしていきたい。
ある意味、今の時代の流れとは逆行している考えであり一般的には理解されがたいことは十分承知しています。
しかし、それを理解しないと、物事の本質が伝わったとは思えません。
もちろん、これには続きがあります。
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