よく観察する
とにかく観察することが大切です。
常識や知識、経験を捨てて、ただただ観察すること
そうしていると、今まで見えなかったものが見えてきます。
右足が痛くても、左足の問題だと思えるのは観察し続けてきたからです。
よくよく観察してみると、やっぱり右と左はバランスをとっているように思います。
手も足も内側と外側、前側と後ろ側、それらが捻れて回転する。
経絡が蛇行する理由は、そこにあります。
目に見えない経絡も、やはり物理現象に引っ張られます。
肉体は、様々なものを投影しています。
精神的なことも投影しているし、環境も投影しています。
ただ触るだけだと、それらが入り混じって区別はつかない。
混沌とした状態です。
熱力学で言うところのエントロピー増大状態です。
病体というのはエントロピーが増大した場所のことを言うのだと思います。
そこで分類してみる訳です。
観察し、分類するというのは、時間を巻き戻すことです。
何がどこにあるのかがわかれば、時間を巻き戻せます。
これも物理学的には理論上できることです。
そして元あった場所に戻す。
それができてはじめて、時間を元に戻して状態をよくすることができます。
東洋医学の極意だと思います。
ずっと、そういうことをやりたかったのだと最近よく思います。
それしかない。
元の状態に戻そうとするのが治療をする上で一番重要なことなのだと思います。
元の状態に戻すのに、どれぐらいの力を必要とするか?
これをみていくと多くの力を必要としないということがわかります。
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