- Shyuichi Nakamura

- Aug 26, 2023
ふくらはぎがつると痛いですよね。
私も小さい頃よくつって唸った時がありました。
当時は、小学生ですから、治し方なんてわかりませんので耐えるだけでした。
ある日、夜中につって、あまりに痛かったので治まってからも歩くことさえままならない状態になったことがありました。
確かに痛いですが、つったからと言って何もしないでいると痛みが続きます。
つったら痛くても立って体重をかけると痛みが早く楽になります。
これを発見してから足のつりで悩まされることはなくなりました。
つまり足がつるというのは、運動不足になっているのを身体が知らせてくれると考えると辻褄が合います。
体重をかけるだけでも違いますが、普段から運動不足にならないようにしていることが大事です。
ただ、運動不足というのは運動をしていてもなります。
スポーツをしていて足がつることがありますが、特定の筋肉だけを使う運動を長く続ければ、どんなにハードに運動をしている人でもなります。
普段から走っているランナーであっても試合の時に足がつって走れなくなる訳ですから、運動不足=スポーツをしていないというのではありません。
ああいう姿を見て発想を切り替えられるというのが重要です。
運動不足は片寄った使い方をすれば、運動の量に関係なく起こります。
足の指がつったという人がいましたが、足の指が運動不足になっているというより仙骨から股関節にかけての運動不足が強く、このあたりが動いていないことが原因でした。
そういうことも自然にわかってきます。
- Shyuichi Nakamura

- Aug 25, 2023
指先の異常は、指先だけで終わる訳ではありません。
指先から手根骨を通って、橈骨の一部、尺骨の一部に伝えられ、それが上腕骨に伝わり、肩甲骨の動きにも影響を及ぼします。
肩甲骨の位置を変えると思うだけで、圧痛が変化します。
思うだけです。
それで圧痛が変化することで身体の動きも変化します。
思うことは「気」そのものですが、その思い方によって緊張したり弛緩したりするということです。
スポーツをしているとわかると思いますが、力みすぎると良い結果は得られません。
今までできていたものができなくなります。
意識しすぎると上手く動かせないというです。
頭を使うのではなく、全体を使う。
頭を使うと目先のことだけになってしまいます。
もっと俯瞰してみる必要があります。
それができるかどうかが重要です。
思いはエネルギーです。
思いは運動です。
動かさない運動法は思うだけの運動です。
思うだけなら簡単そうに思いますが、動かすことができない関節は思うことすらできません。
これは本当に面白い事実です。
逆に言えば、思うことさえできれば自由に動かすことができます。
地道に思うことこそが上達への近道です。
そういうことを何度も何度も話してきました。
必ずできるというのは、思うことをやめなかったらできるという意味です。
私の話を聞いたからできる?
そんなことはありません。
思い続けたものだけができる。
そんなことはどんな世界も一緒です。
当たり前すぎて説明する必要もないものです。
- Shyuichi Nakamura

- Aug 24, 2023
昨日の続きです
指先の動きで関節の遊びが少なくなった場合は、体幹方向へうまく意識が通らないという状況になります。
中指を伸展させながら外旋させるとあきらかに示指や薬指、小指と違う動きをしています。
そして有頭骨のあたりに圧痛が出ることでわかりますが、この動きは有頭骨から月状骨を通って、橈骨の外側に伝わっています。関節の動きをよくよく観察すると経絡の走行とよく似た部分に不具合がでているのがわかります。
当然ですが、この異常な動きは体幹部にまで大きな影響を与えています。
あきらかに経絡らしき存在です。
鍼灸理論は経絡があるという前提で話をすすめますが、それが本当にあるのかないのかは、誰も証明できません。
しかし、このような流れを観察できるとあってもおかしくないと実感するはずです。
そして、誰しも観察できるものです。
決して特殊能力ではありません。
一つ一つ必ず確認して存在を確かめる。
そんなことをやってこなかったから経絡や穴はあるともないとも言えないものになってしまったのだと思います。
経絡のような流れは確実にあります。
そしてそれは動きにも必ずあらわれてきます。
しかし、その動きは、実際の関節の動きだけでは説明のつかない「遊び」として存在しているのではないかという仮説がなりたちます。
遊びなので、関節の動きとは違いますが、この遊びを意識すると関節の動きが大きく変化します。
そして不具合が少なくなってきます。
逆に言えば、この遊びが意識できないと不具合を起こしてしまうということです。
これを理解することが経絡や穴の流れを理解する第一歩なのだと思います。















