- Shyuichi Nakamura

- Aug 29, 2023
いつも思うのですが、関節を痛めたから負荷をかけないようにしなければならない。
と言います。
この考えには、どうしても納得できません。
もちろん、運動をして痛めた訳ですから、運動を少しの間休むことは必要だとは思います。
それではいつまで休めば良いのか?
それに対する一般的な答えは痛みがなくなるまで・・・
と答えるのではないかと思います。
しかし、休んでも休んでも痛みがとれないことがあります。
なぜ?
そこで考えます。
本当に痛みがなくなるまで負荷をかけてはいけないのか?
そういう疑問を持たない治療家は、身体のことをあまりわかっていない治療家です。
間寛平さんが、アースマラソンをしている途中で骨折し、走りながら治したなんて話もあります。
人が治癒する能力を甘くみていないか?
そういう思いさえでてきます。
常識的には信じられない力が人には備わっている。
そう思えてなりません。
続きます
- Shyuichi Nakamura

- Aug 28, 2023
違うのが当たり前であり、それが真実なのに、それを区分けするのは?
それは多くの人に情報を共有したいからです。
情報が共有されれば、更に発展するからだということを経験的に知ったのだと思います。
確かにそうだなと思います。
しかし、人間の身体は、そんなに単純なものではありません。
似たものはありますが同じではありません。
だからよく観察することが重要なのです。
子供にイチョウの葉っぱはこういう形をしているよ
と教えたとします。
その子はイチョウの葉と他の葉っぱを区別することはできます。
区別することができた時点で、イチョウの葉っぱの形のことを考えなくなってしまいます。
それ以上イチョウの葉っぱに興味を示さなくなってしまいます。
これが逆に発展を妨げてしまうということを理解しなくなります。
NHKの朝ドラで、牧野万太郎が草花に優劣をつけることはできないし、一つとして同じものはないとドラマの中で言っていましたが、一つのことに興味をもって、それを追求していないと、こういう気持ちにはなりません。
自然界は調べれば調べる程、同じに見えて同じでないことに気づくのです。
だから楽しいのだろうと思います。
違いを見つけるのは、違いを見つける為の能力が必要です。
その違いを見つける能力を研ぎ澄ませたいと思ったら、基礎の能力が必要です。
治療も検査法を知らないと違いを見つけられません。
だから多くの検査法を考えてきました。
人間の身体は本当に様々な変化をしています。
調べても調べても調べつくせません。
その違いを伝えたい。
それが私の願いです。
違いを見つける能力に興味があれば是非セミナーに参加してもらいたいと思います。
身体は不思議だと思えると思います。
それさえ身につければ、どういう状態の人であっても身体を観察し、治療を行えるようになります。
- Shyuichi Nakamura

- Aug 27, 2023
自然界にあるものは、区分けできるものがありません。
同じ木の葉っぱでも、全く同じものを見つけられません。
世の中はグラデーションになっているのだと思います。
全てはアナログです。
サグラダ・ファミリアを制作している日本人がガウディの意図を探ろうとしてグラデーション
に行き着いたと言っていました。
サグラダ・ファミリアは、設計図を失って、ガウディの意図は誰もわかりません。
グラグラデーションこそが神に近づくものだとわかったと言います。
この発見はとても面白いと私は個人的に思います。
そして、それを見出したのが日本人だというのですから面白いですね。
人間の頭で区分けをしてしまうと、イチョウの葉は形を見れば単純なイラストで描くことができ、それを区別することが可能です。区分けをすると、そのグループは同じものだと思い込んでしまいますが、それは単なる思い込みです。
一つとして同じものはありません。
グループにはわけられますが、一つ一つは同じではありません。
これは人間にも当てはまることです。
人をよく観察すると同じ症状でも同じではありません。
全く違う。
そして、同じ人でも今日と明日では違います。
よく似ているけど違います。
それが人間の身体です。
病気でも、教科書にのっているような典型的な症状というのは、なかなか出会えません。
だから判定は専門家がする訳ですが、その区分けに意味があるのか?
とても疑問です。
同じでないことは誰しも知っていますが、それを同じにしてしまうことによる弊害は計り知れません。
保険診療上、病名をつけないとならないので、無理やり病名をつけてしまいます。
その病名に対して薬が処方されるので仕方がないのは理解できます。
しかし、それによって合わない薬も沢山処方されていることは簡単に予測できます。
画一化した治療法は、このような障害が必ず起こってきます。
グラデーションが真実なのに区分けされていると思い込んでしまい、その思い込みが画一化したものになってしまうという訳です。
仕方のないことといえばそれまでですが、できるだけそれをなくしたいですよね。



















