肩凝りや腰痛などの痛みのある人だけではなく、症状のない運動選手にも是非行って貰いたい運動法です。 ある関節を動かそうと思った場合、本人はその関節を動かそうとしているつもりでも実際には他の余計な筋肉を使って、 その関節を動かしています。これは本書でも度々でてくる代償運動と呼ばれている運動です。 スランプのない一流選手は、イメージどおりの動きを各筋肉や関節に命令を伝えているからイメージ通りの動きができるのです。
しかし、運動選手のスランプ状態の殆どが、イメージ通りに関節を動かせていない状態になっていると考えられます。 つまり、そういう状態は、自分の思っているイメージと関節の動きに何らかの不具合がある状態になっているのです。
無意識に動いている筋肉を操作することができれば、スランプを脱することができる可能性があるはずです。 この運動法は、そういう選手達にも必要不可欠な運動法だと思っています。ただ、精神と深く関係があるので、 注意深く行わなければなりません。そこで、動画でその動きの詳細をご覧になって貰けるようにしました。参考にしてみてください。
もちろん痛みや凝りのある人にも同様の代償運動が起こっています。これを操作し、代償運動を起こさない生活に心がければ ちょっとした時間で身体を少しずつ元気にしていくことができるようになると思います。
疲れがなかなかとれないというような人には、必ず代償運動を起こすような動きを日常生活でしています。それに注意し、生活を 改めることでバランスのとれた身体の使い方をすることができるようになるはずです。
ただの歩行といっても代償運動をしている歩行とそうでない歩行では、身体の疲れ方が3倍は違うと思います。しかし、バランスの
とれた運動をするためには、今まで使っていない筋肉を使う必要があるので、最初は辛い運動だと感じるはずです。
使っていない筋肉を使う訳ですから当たり前です。そこでやめてしまわず、しばらく続けてみてください。代償運動をさせない
ここで紹介する運動は普段あまり使うことのない筋肉ですから、大きな筋肉ではないので、沢山行う必要はありません。
だから、短い時間で必要な筋肉を活性させることができます。短い時間であっても筋肉をバランス良く使う練習をすることで、
精神にまで影響を与える方法なのです。そんな方法は、多分これだけだと思います。
武道の型や能などは、その動きを捉えた方法だと思います。日本人が残した文化を現代医学的に解釈し、各関節をバランス良く
正しく使う基礎を作る身体作りをする。これによって運動選手も体調の悪い一般の人も健康状態を取り戻して欲しい。
というのが私の願いであり、一番伝えたいことです。